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ブレインロット

  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分

「ブレインロット(brain rot)」という言葉を最近よく聞く。巷で人気のゲームタイトルとして知っている生徒も多いだろう。直訳すれば「脳が腐る」。「なんか頭がボーっとする」「集中できない」「何も考えられない」状態のこと。


YouTubeなどのショート動画を見始めてなかなか区切りがつけられないことはないだろうか?私もしょっちゅうあるよ(笑)。ゲームをやる子は、気づいたら何時間も・・・という経験がきっとあるだろう。動画コンテンツやゲームは、ユーザーのそういう常習性(クセになること)を狙って作られている。作り手はなぜそういうものを作るのだろうか?「自分の作ったものをみんなに楽しんでほしい」という純粋な気持ちから?


違う。作り手が追求しているのは「利益」だ。儲かるからやっている。ユーザーの幸せを願っているわけではないし、その中毒性によってユーザーが不利益を被るとしても痛くもかゆくもない。当然責任を持つこともない。美味いラーメンは健康に良いかといったらそうでもないよね(笑)。それでも作り手は客が喜ぶ(=売上が上がって儲かる)から作るし 、客は行列してでもそれを喜んで食べる。喜ぶユーザーがいて、作り手の利益が上がる仕組みがある限りこういうエンタメはなくならない。


先に言っておくが、今回のテーマは「動画コンテンツ・ゲーム批判」ではない。これらは誰だってハマるような仕掛けだし、本質的に「ゲームマニア」も「ラーメン好き」も同じようなものだと思っているから。違う点があるとしたら、「ハマった時のリスクの見えやすさ・見えにくさ」かな。


塩分多め・脂ギトギトのラーメンばかり毎日のように食べていたらさすがに体には悪いだろうというのは誰でも想像できることだ。それでも実際に食べ続けたら胃もたれ等の明らかな症状が出て思い知ることになるだろう。


では、長時間のショート動画視聴やゲームはどんなリスクがあるのか?研究から言われているのは「前頭葉の機能低下」だ。だが、これは自覚しにくい。前頭葉とは脳の一部。思考・意思決定・感情のコントロール・運動・計画・言語(発話)を司り、人間らしさを保つ重要な役割を担う部分だ。ここがうまく働かなくなるのだ。怖いな。一応、よくある流れを画像で貼っておこう。


思い当たる節があるのなら、”ブレインロット”かも。
思い当たる節があるのなら、”ブレインロット”かも。

ただ、心配はいらない。ブレインロット状態になっても、脳には「可塑性(かそせい)」という力がある。これは、環境に合わせて自分を変えられる力のことだ。悪い状態に置き続ければどんどん悪化するともいえるが、習慣を少し変えるだけで回復することもできる。


・動画、ゲームは時間制限をして楽しむ。

・集中して取り組みたいときは、スマホを別の場所に置く。

・疲れたり頭がボーッとした時には外を歩いてみる。※自然の多いところがいい。

・短い時間でも(紙の)本を読んでみる。※絵本でもいいかも。


脳は我々が人として生きていくための最も大切なもの。脳を守るということは自分を守るということ。このことは気に留めておいてほしい。

 
 
 

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