No risk, no gain

本当に欲しい成果(ゲイン)を手に入れようと思ったら、そこには必ず何らかの「リスク」が伴う。
「リスク」と聞くと、なんだか危険なことや怖いことを想像するかもしれない。「リスク」の語源とされるイタリア語の「risicare」は「勇気を持って試みる」という意味を持つ。つまり「リスク」とは、その対象の危険性というより、本来は我々自身の「気持ち」を表す言葉なのだ。
誰だって傷つきたくないし、格好悪い思いもしたくない。だから無意識のうちに「傷つかない程度の努力」に抑えようとする。「まあ、そこそこやっておけばいいか」「本気出してダメだったら嫌だしな」と、自分でブレーキをかけて安全地帯に逃げ込んでしまう。これは、子どもだろうが大人だろうが言えることだ。
だが、ここでよく考えてみてほしい。
大人になってからの失敗には、時に取り返しのつかない責任が伴うことがある。場合によってはその後の人生を棒に振る可能性すらある。しかし、小・中学生である君たちは違う。
子どものうちは、「失敗しても許される」という最強の特権を持っている。間違った言葉遣いをして相手を怒らせたって、テストで思うような点数が取れなくたって、試合で大きなミスをしてしまったって、それで君の人生が終わるわけじゃない。周りの大人は君を見捨てないし、次の挑戦の機会(チャンス)は必ず与えられる。
失敗は「恥ずかしいこと」ではなく、「次にどうすればいいかを知るための貴重な経験」に過ぎない。やり直すチャンスが無限にある今、リスクを恐れて安全な道ばかり選んでいるなんて、あまりにもったいないと思わないか?
傷つくリスクを恐れて逃げていたら、心が震えるような大きな成果(ゲイン)は手に入らない。
志望校に合格したときの最高の達成感も、限界を超えて努力したあとに手に入る揺るぎない自信も、すべては「失敗するかもしれない怖さを受け止め、本気で挑んだ者」だけに与えられるご褒美だ。
「失敗したらどうしよう」と不安になるのは、君が本気で成果を欲している証拠とも言える。怖さを感じているなら、それは君が正しい挑戦のスタートラインに立っているということでもあるよね。
何度転んでもまた立ち上がればいい。大丈夫。そう簡単に死にはしない。





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