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My Voice 攻略法

10 分前
読了時間: 3分


来年度から、埼玉県公立高校入試において「My Voice」という自己PRの場が設けられる。自分自身について語り、自分の言葉で自分を表現する。そう聞くと、何を話せば評価されるのか、どんなことを話せば面接担当官の印象に残るのかと、あれこれ考え始める生徒もいるだろう。


もちろん自分をどう伝えるかを考えることは大切だ。でも、ひとつだけ忘れないでほしいことがある。本心ではない綺麗事をいくら並べ立てても、それは本当の意味での自己PRにはならないということだ。少なくとも評価が高くなることはないだろう。


「私は何事にも最後まで諦めずに取り組みます」

「仲間と協力することの大切さを学びました」

「高校では勉強と部活動を両立させ、何事にも全力で取り組みたいです」


こうした言葉が悪いと言っているわけではない。実際にそう考えてそのように行動してきたのなら立派な自己PRになる。ただ、面接担当官に評価されそうだからという理由だけで自分の本心とは違う言葉を選んでしまうのならそれは違う。自分をよく見せようとするあまり、自分自身を見失ってしまっては意味がない。


そもそも「自分の声」に、正解も不正解もないはずだ。


誰もが感心するような実績を持っている必要はない。県大会で優勝したとか、生徒会長を務めたとか、誰もが認めるような華々しい経験がなければ話せない、というものでもない。


もちろんそうした実績は素晴らしい。努力して何かを成し遂げたことには大きな価値がある。でも、実績が華々しいこととその人間自身が魅力的であることは必ずしもイコールではない。


ゲームが好きで、夢中になって工夫を重ねたことでもいい。

推し活で、とことんその対象を追いかけてきたことでもいい。

人見知りな性格なのに、困っている人に勇気を出して自分から声をかけたという経験でもいい。


大切なのは、何を成し遂げたかという結果だけではない。キミが何に夢中になり、何を考え、どんな気持ちで取り組んできたのか。そこにこそキミという人間が表れる。そして選考する側が本当に知りたいのはそれだ。人に誇れるような実績がなくても自分が本当に好きなことや一生懸命取り組んできたことを自分の言葉で語れるなら、それは相手の心に小さくないインパクトをもって必ず伝わる。


My Voiceの準備を始めるときには、まず「何を話せば評価されるだろう」と考えるのはやめてみよう。そして、自分自身に問いかけてみてほしい。


自分が本当に好きなことは何だろう。

これまで夢中になって取り組んできたことは何だろう。

うれしかったこと、悔しかったこと、頑張ったことは何だろう。


その答えの中に、キミにしか語れない自己PRの種がある。


上手に話すことよりも、立派に見せることよりも、まずは自分自身に正直であること。華やかな実績がなくたっていい。誰かの真似をする必要もない。キミがキミ自身の言葉で、キミ自身を伝える。それこそが自己PRの本質だよ。



 
 
 

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