top of page

読力

  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

「(テストで)国語の文章全部読んだことなんてない。だって長いし、めんどくさい。傍線部のまわりだけ見て、なんとなく答えを書いてる」


大昔だが、中3の三者面談で生徒本人の口から出た言葉。なるほど。「読めない」のではなく「読んですらいない」のか、と妙に納得した覚えがある。そりゃ、正解できるわけない。文章読解が苦手という生徒の多くが、実は「読んでいない」のかもしれない。


国語に限った話ではない。成績が振るわない生徒は、おそらくほぼすべての科目において、勉強中もテスト中も読んでいない。だから、口頭で説明されたことをオウム返しにリピートすることはできても、実際の学力として身につかない。読むこと、つまり能動的に理解することを避けていたら当然の結果だ。


普段からまとまった文章を読んでいる人間は、知らない言葉が出ても前後の流れから意味を想像できる。しかし、普段活字を読まない人間は、1つ分からない単語があるだけで前に進めなくなる。この違いは経験値の差からくる。


普段走っていない人間にいきなりマラソン完走は無理。だが訓練すれば、ある程度の距離は止まらずに走れるようになる。それと同じで、読む力も必ず身につけることができる。若ければその成長度合いも大きい。小中学生という時期は正にその好機なのだ。国語授業での題材文はもちろん、図鑑、短編、歴史マンガ、塾長のブログ記事(笑)などのとっつきやすいもので、まずは「まとまった文字を最後まで読み切る」という経験を積み重ねてみよう。

歳を重ねれば自然に文章が読めるようになるということはない。将来、人が書いた大切なメッセージを誤解したり、世の中の嘘に騙されたりすることにもつながる。また一般的に、聞く・読む(=インプット)ことができないと、話す・伝える(=アウトプット)はできない。自分の意見を堂々と主張できるように、言い換えれば自分の思い通りの人生を送るために、まずはインプットの大きな柱となる力を育てよう。

 
 
 

コメント


bottom of page