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文化を語れ

  • 2月27日
  • 読了時間: 2分

社会人1年目。私が最初に所属した営業チームのリーダーFさん。職種柄おしゃべり好きな人だろうと思うかもしれないが、彼はどちらかというと寡黙なタイプ。だがしっかりと成果は出す。また成果を出すためのこだわりも人一倍強い。


商談で顧客のところに同行してもらってもあまりしゃべらない。顧客との間に流れる沈黙の時間に耐えかねて、私はつい余計なことを話してしまう。帰路の車の中で説教。「沈黙に耐えられない営業マンは売れないぞ。」


小柄な人だし強面なわけでもない。だが、言葉に重みがある。自らに信念があり、それを実践しているからなのだと思う。今の私は当時のFさんよりも遥かに歳を食っている。だが、残念ながら彼のような言葉の重みはない。


そんなFさんに言われて印象に残っているのが、


「俺は文化を語れないヤツを信用しない」だ。


音楽・映画・文芸・絵画から、サブカルチャー的なアニメ、漫画、アイドル等。何だっていい。自分が好きで夢中になれるものを持っていて、それについて自分の言葉で熱く語れる。こういう人間は確かに話をしていて面白いし魅力的。逆に、通り一遍の正論や常識論ばかりで個性が見えない人間はつまらない。まぁ、そんなところだろう。


とあるエイムのOB。中学時代は野球部のキャプテンを務めた彼だが、高校で入部したのはなんと「百人一首(かるた)部」。彼曰く「高校時代にやったのはそれだけ」くらい没頭したらしい。そしてなんと大学もかるたを軸に選んでる。こんな彼の話は面白い。いかに好きなのかがものすごい熱量で伝わってくる。かるたに全く興味のない私でも、彼の出場する競技会は見てみたいと思うほど。


すでに夢中になれるものを持っている子は幸せ。一方で、まだそういうものに出会えていない子もいるかもしれない。慌てることはない。きっといつか出会える。好奇心を持ってさえいればね。









 
 
 

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